映画『マグニフィセントセブン』は、私のお気に入り映画トップ100(まぁ多い)に入る個人的名作です。
こんな西部劇が見たかった…、そう感じました。
色恋沙汰や、人間模様はさておき(もちろんちょっとはあります)、ただ悪役を倒すために戦う戦士たちがカッコいい。例えるなら、結末が分かってても観てしまう戦隊もの的な。
今回はそんな映画『マグニフィセントセブン』についてあらすじや見どころをご紹介します。
映画『マグニフィセントセブン』あらすじ・キャスト【七人の侍リメイク?】
映画『マグニフィセントセブン』。
こちらはなんと日本映画界の重鎮、あの黒澤明が監督を務めた『七人の侍』が原案とされています。
七人の侍と言えば1954年公開の時代劇で、三船敏郎と志村喬が主演の本作品は戦国時代後期が舞台となっています。また世界で最も有名な日本映画とも言われ名誉のある海外の賞を受賞、なんと上映時間は3時間27分(インド映画並み)です。
その七人の侍をアメリカでリメイクして作られたのが『荒野の七人』(邦題)。1960年に公開された本作は、舞台を日本からメキシコへ移し、銃アクションが印象的な映画になりました。
そして話は戻り、今回ご紹介したい『マグニフィセントセブン』はそんな荒野の七人のリメイクとして制作されました。ということで七人の侍が原案とされているのです。
概要・あらすじ
冷酷非道な悪漢ボーグ(ピーター・サースガード)に支配された町で、彼に家族を殺されたエマ(ヘイリー・ベネット)は、賞金稼ぎのサム(デンゼル・ワシントン)、ギャンブラーのファラデー(クリス・プラット)など荒れ果てた大地にやってきた<ワケありのアウトロー7人>を雇って正義のための復讐を依頼する。
最初は小遣い稼ぎのために集められたプロフェッショナルな即席集団だったが、圧倒的な人数と武器を誇る敵を前に一歩もひるむことなく拳銃、斧、ナイフ、弓矢などそれぞれの武器を手に命がけの戦いに挑んでいく――
引用:amazon(www.amazon.co.jp/dp/B06XPX8FK2)
主要キャスト
役名 | キャスト |
---|---|
サム・チザム | デンゼル・ワシントン |
ジョシュ・ファラデー | クリス・プロット |
グッドナイト・ロビショー | イーサン・ホーク |
ジャック・ホーン | ビンセント・ドノフリオ |
ビリー・ロックス | イ・ビョンホン |
バスケス | マヌエル・ガルシア=ルルフォ |
レッド・ハーベスト | マーティン・センスマイヤー |
エマ・カレン | ヘイリー・ベネット |
バーソロミュー・ボーグ | ピーター・サースガード |
この中で注目したいキャストが、いぶし銀俳優イーサン・ホーク。彼の哀愁漂う表情がたまらなく好きです。のちほど紹介する見どころの中でも、イーサン・ホーク演じるロビショーの魅力を少しだけお伝えしますね。
そしてイーサン・ホークが主演のサイコホラー映画『ブラック・フォン』が、ついに2022年7月1日から劇場公開が始まりました。こちらもおすすめです。
映画『マグニフィセントセブン』の見どころ
映画『マグニフィセントセブン』を観ようと思ったのはレンタルショップでのこと。それまで、こんな映画の存在すら知りませんでした。ショップ店内へ入り、私がまず向かうのは決まってアクションの棚なのですが……
この『マグニフィセントセブン』、いつ行っても誰かに借りられているのです!!2本しかないのに!!
これは私的レンタルショップあるあるなのですが、いつ見てもレンタル中の映画って、絶対次ある時は借りてやるってムキになるんですよね。……で、ようやくゲットできたのでお家で観てみましたが…。
ナニコレかっこいい!おもろ!
はい、これがいわゆる小並感です。でも本当に、ぐだぐだ語るよりも一言で表す方がぴったりな、そんな映画でした。
では映画『マグニフィセントセブン』の見どころをピンポイント2点に絞って紹介します。
見どころ①頼れるジャックの衝撃的登場シーン
映画『マグニフィセントセブン』の魅力は、7人のキャストの個性が爆発した世界観にあります。
主演のサムが一人ひとり仲間を集めて旅をするのですが、(おじさん版ワ○ピース)その出会いから全員インパクトが大きすぎるんです。
特に私が印象に残った1人が、ジャックの登場シーン。聞き込みの結果、「俺がジャックを殺した」と豪語する男性。すると遠くから大きな山男が現れ、その男性をめっためったにしちゃいます☆多分顔もつぶれてしまったんでは…
殺された男性はもともとジャックを崖から突き落として殺したと思っていましたが、そんなことで死なないジャックはやり返しちゃったのです。恐るべし。
でもジャックは本当は心の優しい山男。この後サムの仲間に加り、肉弾戦で特に強さを発揮するパワー系キャラクターです。
見どころ②死の天使、グッドナイトの葛藤
映画『マグニフィセントセブン』の登場人物で人気の高い、グッドナイト・ロビショー。
彼は伝説の狙撃手でありながら、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱える一面も。
南北戦争では23人を射殺した事で「死の天使」とさえ呼ばれ恐れられるグッドナイトでしたが、やはり死を間近に見てしまったことで心に深い傷を負ってしまったのです。
悪漢ボーグ勢が街を襲いにやってきたとき、グッドナイトも加勢しようとしますが……突然目の前がぐにゃぐにゃと歪み、銃が撃てなくなってしまうのです。
彼の生と死に対するトラウマは深く、その葛藤の末に街を離れてしまうのです。
個人的にも本映画の中で彼が一番好きなキャラクターで(何より顔が好み)、苦しむ彼を応援しながら観ていました。
まとめ:映画『マグニフィセントセブン』
以上でおすすめ映画『マグニフィセントセブン』のあらすじ、そして見どころ紹介を終わります。
語ればキリがない隠れた名作ですが、まだまだ万人への周知には届かない本作品。
あの黒澤映画が原案ということでしたが、本編は驚くほどに現代化されてい親しみやすい構成になっていました。
七人の侍を観ていても、そうでなくてもきっと楽しめるでしょう。
7人のイケオジ大活躍の映画『マグニフィセントセブン』、ぜひご覧ください。
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