香港が生んだ世界へ羽ばたくカンフー映画俳優、ジャッキー・チェン。彼は持ち前の身体能力と演技力から、本国では知らない人はいないであろう文字通りスターです。

そんなジャッキー・チェンの出演する映画作品は、ハズレをひく方が難しいぐらい全部面白いのですが…筆者が個人的にNo.1だと思う映画『ラッシュアワー』その1作目について少しだけご紹介させてください。

(^p^)「は？ラッシュアワーが一番とか新参者かよｗｗｗニワカ乙ｗｗｗｗｗ」

とか思ったそこの野郎。

そんなこと言わずに、酒でも飲みながら語ろうや。これでもちゃんとジャッキー映画はフルコンプしてるんです。でもラッシュアワーおもろいんやもん。

ネタバレなしのあらすじ紹介や、作品に登場する印象的な楽曲たちも解説していきまーす。

【映画『ラッシュアワー』主演】ジャッキー・チェンってどんな人？

香港表記	成龍
誕生日	1954年4月7日
出身	香港
職業	俳優・監督・武術家・歌手

これまでのカンフーアクション映画といえば暗い雰囲気であったり、憎しみの復讐劇が多いジャンルでした。

それには先駆者とも言えるブルース・リーの影響が大きかったのでしょう。彼のカンフースタイルは当時の日本でもアチョー！とかフゥゥーー！とか、まねっこまねりんキッズ＆アダルトが激増。

そしてそんなイメージを根底から覆したのがそう、ジャッキー・チェンです。

今までにはなかった明るくコミカルな、当時では先進的であったカンフー映画を次々と世に生み出し、一気にスターダムを駆け上がりました。

彼の強みは、スタントマンを使わないこと。

危険すぎる演技にも果敢に挑戦し、時には大けがをすることも多いジャッキー、その人物像とエピソードをご紹介します。

ケガのエピソード多数

ジャッキー・チェン主演の映画ではエンドロールとともにNGシーンが公開されることが多く、筆者もこれが毎回楽しみなポイントだったりします。

血だらけでスタッフに囲まれるジャッキーを見た時は鳥肌がたちました。

「なんや！？このプロ！」

そんなジャッキーの有名なケガの一部をご紹介。

• 『プロジェクトA』（1983）頸椎重傷、鼻骨の裂け
• 『サンダーアーム』（1986）頭蓋骨骨折
• 『レッドブロンクス』（1994）胸部骨折、足首の骨飛び出し
• 『アクシデントスパイ』（2001）一時下半身不随
• 『メダリオン』（2002）眼部損傷、大出血

もう、文字見てるだけで痛い……。

そんなジャッキーの凄まじいポリシーにおけるプロ意識。そのおかげで迫力ありすぎる映画に仕上がっているのです。

個人的にはローワン・アトキンソンのスタント無しカーアクションも大好きです。

映画『ラッシュアワー』あらすじ・キャスト・曲紹介

それでは本題、ジャッキー・チェン主演映画『ラッシュアワー』。

必見の1作目について、あらすじとキャスト、また耳に残るあの劇中の曲についてご紹介します。

あらすじ

「いつか大手柄をあげビッグになる」ことを夢見て日々を過ごすロス刑事のカーター。協調性ゼロ、単独で暴走行動を続ける彼は、24時間しゃべりっぱなしの口が減らない男だった。

そんなカーターの元へ特別ミッションの依頼が。それは中国領事の娘スーヤンが何者かによって誘拐されたため、その調査をFBIとともに行ってほしいというもの。

大きな手柄のチャンスに意気揚々と現場へ向かうもカーター。しかしそのミッションは名目上で、本当の任務は中国からやってくる香港刑事リーのお守り役だった！

そうしてリーと行動をともにすることになったが…さっそくその破天荒すぎる行動に振り回されまくるカーター。

はじめこそ喧嘩ばかりだったが、次第に息が合っていく2人。

そうしてリーとカーターは1つのチームとして、誘拐犯の正体を突き止めることに……！

主要キャスト

役名	キャスト
リー捜査官	ジャッキー・チェン
カーター	クリス・タッカー
ハン領事	ツィ・マー
スーヤン	ジュリア・スー
グリフィン	トム・ウィルキンソン

劇中に登場する楽曲を紹介

映画『ラッシュアワー』では、耳に付けば離れない音楽が多数登場しますよね。

その個性的なミュージックをご紹介します。

①「War」Edwin Star

「ウーッ！ワーーッ！」が印象的なこの楽曲は、カーターが車内で歌いながら運転するシーンで登場します。

首を横にクイック移動させて歌う様子が有名ですね。

その後リーも何度かフレーズを口ずさむことから耳に残ってしまうファンが続出し、実質映画ラッシュアワーの代名詞とも言える楽曲でしょう。

②「Surfing’USA」The Beach Boys

リーが車のラジオをかけてたまたま流れてくるビーチボーイズの楽曲です。

リーはテンション上がってノリノリ、しかしカーターの不服そうな顔がうかがえます。

このTHE洋楽レトロ～な波乗り感がたまらなく楽しくて、これからの映画の展開にも期待が高まる曲の出し方でした。

③「Fantasy」Mariah Carey

ご存じマライアキャリーのゆったりと流れるサウンドが特徴的な1曲です。

少女スーヤンが学校へ向かう車の中、流れてきたこの楽曲に合わせてめちゃくちゃ熱唱している姿がかわいすぎました。

この小生意気そうなおませ少女が、この直後まさかあんなことに……。

まとめ：ジャッキー・チェンと映画『ラッシュアワー』

ジャッキーチェンは香港生まれのカンフー超人。

ハリウッドデビューを果たしてからもその人気はとどまることをしりません。

なんと御年66歳（2022年6月現在）になった今でも、スタントマンを使わず過酷な撮影に挑んでいるそうで……そのアグレッシブさとストイックな面には、頭が上がりません。

そしてそんなジャッキーの、個人的おすすめNo.1映画『ラッシュアワー』。

その1作目を今回ご紹介しましたが、元気が欲しい人、もっと元気になりたい人、ぜひぜひ視聴しましょう。観後、後悔しませんから。