北ヨーロッパに位置するノルウェー王国。そんなノルウェー映画が今、キテます。
意外かもしれませんが、ノルウェーは映画界は抜群に高いグラフィック技術と丁寧な描写で、今ぐんぐんと名作を生み出し知名度を上げているのです。
中でも今回は筆者がおすすめしたい作品はディザスターパニック!
映画『THE WAVE(ザ・ウェイブ)』『THE QUAKE(ザ・クエイク)』の2作を紹介していきます。
どちらもいわゆる自然災害をテーマに描いたパニック映画の連作となってて、時系列は映画『THE WAVE(ザ・ウェイブ)』→『THE QUAKE(ザ・クエイク)』の順にストーリーが展開されている2部作仕立てです。
この一家が2作品共に主要キャラクターですので、これを踏まえて次へお進みください。
ノルウェー映画おすすめ①『THE WAVE(ザ・ウェイブ)』
では最初に観ていただきたい、映画『THE WAVE(ザ・ウェイブ)』の紹介です。
本作では「津波」が大きなテーマになっています。
映画『THE WAVE(ザ・ウェイブ)』あらすじ
ノルウェーのガイランゲルフィヨルド。ここは美しく圧巻の大自然を一望できることから観光客の絶えない、ノルウェー屈指の景観地だ。
家族とともにここで暮らすのは、人づきあいが苦手で愛想のない男クリスチャン。彼は地質学者としてこの土地を日々研究していたが、調査の仕事だけでは家族を養うことが難しく、一家の中で孤立していく。
ある日、彼の元へやってきた大手石油会社からのオファー。初めは地質研究を続けたいと渋っていたクリスチャンだったが、オファーを受け入れて家族の為にこの土地を離れることを決意する。
その矢先、岩盤崩落の前兆と思われる事象がこの土地に訪れる。このままでは天地を揺るがす大きな災害が起きる……、そんな彼の不安は的中してしまう。
今までに見たことのないような大きな津波(ウェイブ)が、ガイランゲルフィヨルドのすぐそこへと迫っていた……。
映画『THE WAVE(ザ・ウェイブ)』見どころ
『THE WAVE(ザ・ウェイブ)』作品内では描写がとにかく細かく、主人公たちだけでない周囲の人間の様子を丁寧に描かれていて、本当に全ての人に感情移入してはハラハラしてしまうこと必須。
特に夜が明ける前の薄暗い街……大津波が刻一刻と迫る中、鳴り響くサイレンの音は不気味で恐怖感を煽る一番注目のシーンです。
裏テーマは家族愛なのかな?主人公の一家がバラバラになりつつある中、クリスチャンという男の家族愛が災害を機に爆発。
しかしクリスチャンの妻は、なかなかの女性です。(意味深)
ノルウェーおすすめ映画②『THE QUAKE(ザ・クエイク)』
続いて映画『THE QUAKE(ザ・クエイク)』の紹介です。
本作では「地震」が大きなテーマになっています。
映画『THE QUAKE(ザ・クエイク)』あらすじ
前作の大津波がノルウェーを襲ってから約3年が経過していた。多くの人を津波から救ったクリスチャンはテレビにも取り上げられて一躍有名人に。
しかし同時に多くの人を死なせてしまった事実が大きい傷として残る彼は、家族の元を離れて一人ガランゲルで研究を続けていた。
そんなクリスチャンの元へ、同じ地質研究者の友人が亡くなったとの知らせが届く。なんでもトンネル内での調査作業中に落石に巻き込まれたらしい。
落石の原因は近隣の工事作業による振動だと言う周囲の専門家たち。そんなあくまでも人的事故だという答えに疑問を持ったクリスチャンが亡き友人の遺した研究データを調査するとそこには驚くべき事実が。
友人が掴んでいたのは大きな地殻変動の予兆、そしてすぐ後に待つ大きな地震(クエイク)の可能性。
それを見たクリスチャンの脳裏によぎったもの、それは超高層ビルの最上階で働く妻、そして娘と息子の存在だった……。
映画『THE QUAKE(ザ・クエイク)』見どころ
次は巨大地震がノルウェーの都市部を襲いにかかります。残された時間はわずかの中、クリスチャンの警告は誰の耳にも届きません。
初めて人々が避難を始めたのは、地震が起きてしまった時。これはめちゃくちゃ怖いです。
クリスチャンの娘が高層ビルから辺りを見渡している時、奥にそびえる山々に亀裂が入り、その亀裂は物凄いスピードでこちらへと近づいてくるのですが……このシーンのグラフィックはもう現実と区別がつかないクオリティ。
決して映画だ……などと割り切れない恐怖を味わせてくれる作品が、この『THE QUAKE(ザ・クエイク)』なのです。
まとめ:ノルウェー産2大パニック映画『THE WAVE(ザ・ウェイブ)』『THE QUAKE(サ・クエイク)』おすすめ!
ネタバレなしでここまで映画『THE WAVE(ザ・ウェイブ)』『THE QUAKE(サ・クエイク)』を紹介してきました。
どちらの作品も大筋は変わらず、クリスチャン一家と周囲の人々が大災害に翻弄されていくストーリーとなっています。
ノルウェー映画の特徴として感じたのは、容赦のなさ。
人が死にます。この人には生きてほしい……そんな魅力的なキャラクターでも死んでしまいます。この非情さは現実と同じで、決してご都合主義とは違うリアルさこそが魅力なのです。
かく言う筆者もパニック映画が好きで、特に自然災害がテーマのディザスターものはよく見ていますが、ここまでクオリティの高い映画は久しぶりだと感じました。
ノルウェーが生んだ2大パニック映画『THE WAVE(ザ・ウェイブ)』『THE QUAKE(サ・クエイク)』、とってもおすすめです。
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