【アマプラ独占配信】映画『ムーンフォール』評価!あらすじと感想【ネタバレなし】

SF

“月が落ちてくる……”

そんな天体好きなら誰しもが心躍るようなテーマで描かれた映画『ムーンフォール』

今作品は災害パニック映画でおなじみ、ローランド・エメリッヒ監督のアマプラ限定撮りおろし作品です。

2022年7月29日から配信がスタートし、筆者も早速鑑賞しました。

記憶が鮮明なうちに、結末は伏せた形でのあらすじと感想をお伝えしたいと思います。

※結末のネタバレはしませんが途中のシーンについては言及があります。

映画『ムーンフォール』作品概要とあらすじ

引用元:映画.com(https://eiga.com/movie/96561/)

公開日:2022年7月29日

監督:ローランド・エメリッヒ

映画『ムーンフォール』あらすじ

宇宙飛行士のブライアンは宇宙空間で作業中、黒くうごめく正体不明の物質に遭遇し、そのことが原因で同僚を目の前で亡くす。

この件についてNASAによる事故の調査が行われたが、ブライアンが見たあの謎の物体については全く信じてもらえず、単なる作業ミスだということで片付けられてしまう。

その場にいたもう一人の宇宙飛行士ファウラーは気絶していたことから、証言できるのはブライアンのみという信憑性の低さが原因だった。

よって彼はNASAから解雇を言い渡され、打って変わって落ちぶれた毎日を過ごすことになる……。

あれから10年、ブライアンの元へ一人の男が近づく。名前はハウスマン、自称宇宙博士を名乗る怪しい男だった。そしてハウスマンは用意していた資料をもとに、「月が落ちてくる」ことをほのめかす。

もちろん初めは相手にしなかったブライアンだった。

しかしNASAから突如招集されたブライアンを待っていたのは、かつての同僚ファウラー。

彼女から出た言葉は、「NASAが公式に月の接近に対処する」こと、そして「パイロットとして腕の立つブライアンへの協力要請」だった。

こうして、虚言に思われたハウスマンの言葉が、徐々に真実味を帯び始める……。

映画『ムーンフォール』感想・評価

引用元:AmazonPrimeVideo(www.amazon.co.jp/dp/B09RK68XH2)

それでは映画『ムーンフォール』を鑑賞した感想をまとめましたのでご覧ください。

評価はあくまで個人の意見としていただけると幸いです。

観る前の気持ち「ムジュラの伝説やん」

映画『ムーンフォール』の前評判、なんだかとっても良かったのが昨日のことのようです。

テレビはもちろん、アマプラ内ではお祭りのように連日コマーシャルがされていました。

予告編をちらっと見るとディザスターもの。しかも監督はローランド・エメリッヒときた。

これは……「ムジュラの仮面やん」まずそう思いました。

(知らない方にムジュラの仮面を説明すると、大人気ゲームシリーズであるゼルダの伝説のニンテンドー64ソフトとしてヒットしたのがムジュラの仮面というゲームです。3日後に月が落ちてくるのを防ぐという目的のゲームで、とっても不気味で面白いのです。)

話は戻しますが、この映画『ムーンフォール』も初めはそんな感じなのだと思っていました。

宇宙的な引力や重量やらの関係で月が落ちるぞ……。人間の力で防ぐことはできるのか……?ちょっと神秘的でリアルな、宇宙ロマンに溢れた内容なんだろうなぁ。

しかしそんな思いは、エメリッヒの手によって見事にばらばらにされてしまいました。

視聴後の気持ち「思ってたんと違う」

若干ムジュラの仮面を意識しつつ視聴開始したところ、まず冒頭で今作一番ともいえるゾクッとポイントが登場。

宇宙船の窓から見える、重厚感のある月が浮かぶ映像。

これは人にはどうしようもない不条理さと神秘が重なって「おほぉぉ」って声が出ました。

期待は膨らむばかりですが、ストーリーはどんどん展開していき……ません。

前置き?というか、本題に入るまでがまず長い長い。月がどうこう、災害がどうこうとか置いておいたシーンが連続し、少し退屈でしたね。特にハウスマンの溺れるシーンとか要らないかな~。

そんな身近な人たちのシーンばかりより、もっと地球規模の大きい描写が欲しい!あくまでアメリカだけが被害を受け、アメリカだけが月に立ち向かうように見えてしまいました。

極めつけ最も興ざめしてしまったのが、主人公が冒頭で襲われた謎の物質の正体が明らかになってきた時。もっと科学的な、宇宙のロマンが詰まったものが良かったな~。これじゃただのエイリアン映画やん。

このあたりで映画『ムーンフォール』の評価は決まったも同然でした。

クライマックスもパニック映画によくある古典的な終わり方で、なんともいえない気持ちのままエンドロールを眺めるはめになりましたとさ。

でも一つだけ、面白かったところ!

好き勝手書いてしまいましたが、そんな映画『ムーンフォール』でもぐっときたシーンがありました。

それは自称宇宙博士のハウスマンが訪れた施設で、主人公ブライアンに代わり子どもたちへ宇宙について独自の解説を繰り広げるところ。そこでハウスマンは子供たちに話します。

「太陽の大きさは月の400倍もある。

そして地球から太陽までの距離も、月までの距離の400倍ある。」

これは本当の話らしいのですが、なかなかぐっときませんか?

地球を中心に、太陽と月の大きさと距離が比例してしまっている。だから日食は起こるのですよ。これではまるで神か何かが、天体を作り上げたようではないか……。宇宙好き、天体好きなら絶対ワクワクする話です。

ここまでは良かったんですよ、ここまでは。

色々言ってごめんなさい、エメリッヒさん。

まとめ:映画『ムーンフォール』期待は良くない

ネタバレはほとんどなしで映画『ムーンフォール』の評価と、あらすじや感想を紹介していきました。

このブログを始めた時、絶対ネガティブな評価は書かないと決めていました。あくまでもおすすめの映画だけを紹介しようと。

しかし今回は色々言いたくなりすぎて、あっさり方針転換してしまいました。

これを機に、これからはもう少し辛口なお話もしていこう、そんな風に考えています。

映画『ムーンフォール』は、筆者には合わなかっただけの話。勝手にストーリーを妄想して期待してしまったことが、結果がっくりしてしまった原因なのです。

現在アマゾンプライムビデオのみで配信中の今作。話題作は見逃さないというそこのあなた!ぜひ感想お待ちしております。

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