初めに言います。私はスパイもの映画が、あまり得意ではないんです。
ミッションインポッシブル、007……有名なシリーズが多々あり、そのどれもが超の付く人気を博しているスパイ映画。
決して嫌いではないのですよ。ただあまり好んで観てこなかっただけです。これって同じことかしら?そんな筆者が初めてスパイ映画でドはまりした作品を今回ご紹介します。
その名も、映画『SPY/スパイ』。
直球ストレートなタイトルですよね。でも中身は普通じゃないんです。
主人公は女性。どちらかというと スパイスーパーにいるおばちゃん。もうこの時点で、めっちゃ観たくないですか?キザな紳士がスマートに任務をこなす、往年のスパイ映画の型を破った珍作であり迷作。
それが映画『SPY/スパイ』なのです。
【映画SPY/スパイ主演】メリッサ・マッカーシーってどんな人?
メリッサ・マッカーシー
誕生日: 1970年8月26日
出身:アメリカ合衆国
職業:女優・コメディアン・脚本家・プロデューサー
映画『SPY/スパイ』の主人公、スーザンを演じるメリッサ・マッカーシーです。
もともとコメディアンとして1997年の米国コメディ番組に登場、その後2000年代の映画にて主に脇役として出演することの多かった彼女。
スポットライトを浴び華々しく演じるタイプではなくバイプレイヤーとして主演を輝かせてきたメリッサにもついにその時が。
それが2011年公開の映画『ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン』。ここでアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、知名度が一気に上がりました。
そして2015年、映画『SPY/スパイ』で主演女優に大抜擢。彼女のために存在する映画と言っても良いほどのハマり役となりました。
映画『SPY/スパイ』あらすじ・キャスト【ネタバレなし】
では映画『SPY/スパイ』のあらすじをネタバレなしで、さくっとご紹介します。
そして脇を固める豪華俳優陣にも注目していきましょう。
あらすじ
CIAにてエージェントバックアップアナリストのスーザン。
彼女は内勤として、パートナーであるブラッドリーのサポートを担当しているが、心の中では彼に淡い恋心を抱いていた。
そしてブラッドリーは最大の任務として、核爆弾を隠し持つ悪党ボヤノフの家へ潜入を試みるも、ボヤノフの娘レイナに見つかり射殺。それをオンラインで目撃したスーザンは、愛するブラッドリーの死を己のせいだと悔い、深い悲しみの淵へと落ちる。
間もなく、CIAはレイナに身元がバレていないスーザンに対し、パリに向かい調査を行う任務をスーザンに課す。パリへと到着したスーザンは、「4人の子どもを育てる中年女性キャロル」に扮装。
そこで2人の変人と出会う。
まずはCIAトップエージェントであるフォード。そしてイタリア人でスーザンの案内を任されているアルドだ。
スーザンは彼らと、そして親友ナンシーとともにレイナへと接近。…したように思えたが、内通者の存在が次第に浮き上がり……。
“まともな奴は悪役だけ”
変態スパイたちによるパリ作戦の全貌とは___!?
主要キャスト
役名 | キャスト |
---|---|
スーザン・クーパー | メリッサ・マッカーシー |
リック・フォード | ジェイソン・ステイサム |
レイナ・ボヤノフ | ローズ・バーン |
ブラッドリー・ファイン | ジュード・ロウ |
ナンシー・B・アーティングストール | ミランダ・ハート |
セルジオ・デ・ルーカ | ボビー・カナヴェイル |
エレイン・クロッカー | アリソン・ジャネイ |
アルド – ピーター | セラフィノーウィッチュ |
カレン・ウォーカー | モリーナ・バッカリン |
ソルサ・ドゥディエフ | リチャード・ブレイク |
ティホミル・ボヤノフ | ラード・ラウィ |
メリッサ・マッカーシー主演映画『SPY/スパイ』の見どころ・感想
映画『SPY/スパイ』を観る上で注目してほしいポイントをご紹介します。
これを知ってから観ると、きっともっと面白い!
ぜひぜひ視聴前の情報とて持っておいてほしい3点です。
① 女版ジェームズ・ボンドの爆誕!
この映画『SPY/スパイ』には、そもそも女版ボンドという裏設定があります。
それが分かるのが冒頭映像。
007のOPは、特徴的な曲とセクシーなお姉ちゃんたちがくねくね踊る、奇妙な演出が有名ですよね。
それを本作品はしっかりとパロって、パッと見ただけでは本当に007を観ているのでは……と錯覚に陥るほどの似せ具合なのです。
許可とか、取ってるんですかね?
ローワン・アトキンソンがスパイに扮するコメディ映画『ジョニー・イングリッシュ』でも同じようにパロディOPがありましたし、きっと007はその辺りに寛容なのでしょう。
② 米ラッパー“50セント”本人役で登場
映画『SPY/スパイ』では、アメリカを代表するラッパー50セントが本人役で登場します。
彼はコメディ映画初出演で、作品内ではスーザンたちの潜入したクラブにて、自身の曲を披露しています。
気持ちよくステージを盛り上げる50セントですが、この後彼に災難が……
それは、スーザンの親友であるナンシーが、50セントの大ファンだったのです。
我を忘れて彼のステージへ乗り込むナンシー。最終的にはステージに押し倒され「キスして」と迫られ…
果たして50セントはこの役、どうして受けたんでしょうね?と思う筆者でした。でもおもろいです、このシーン。
③ 結局ステイサムが全部持っていく
スーザンが乗り込んだパリにて、ちょこちょこ現れる男。それがジェイソン・ステイサムが演じるフォードです。
同業としてスーザンと同じ目的でパリにやってきた彼は、最初から最後までずっとカッコつけてます。
謎の自信満々な立ち振る舞いは、まるでボンドを気取っただけの男。
そして案外、どんくさい。
あのステイサムのトランスポーターばりにキザな表情で、まぁまぁドジってる雰囲気、やはりさすがだなぁと思いました。
あの男前顔もコメディ映画では立派な武器になる。
映画『SPY/スパイ』の裏主役は間違いなくこの人でしょう。結局最後までステイサムの動向に目が離せない辺り、ある意味主役食いな男です。
まとめ:メリッサ・マッカーシーと映画『SPY/スパイ』
映画『SPY/スパイ』は、コメディアンであり女優のメリッサ・マッカーシーが主演を務めたアクション映画です。
今の時代にマッチした、女性が大活躍のスパイ映画。007を模したOPは必見です。
ジェイソン・ステイサムやジュード・ロウ、ローズ・バーンなどの豪華メンツが脇を固めてるんです、間違いなく面白いことを約束します。
ただし、最後に一つだけ注意。
決してスタイリッシュな王道スパイものを求めて観ないでください。以上。
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