映画『ソルジャーズ・アイランド』をご存じでしょうか。そこまでメジャーではありませんが、私は自信をもっておすすめしたい作品の一つと考えています。
簡単に言うと、大富豪がサバゲーだと思っていたのが本当の闘いだった!的なやつなのですが、この「金持ちのお遊び感→生きるため戦う」展開が熱いのです。
男が本気を出した時、こんなにカッコいいのか……とマジしびれました。
映画『ソルジャーズ・アイランド』あらすじ・キャスト【リアルサバゲー体験】
映画『ソルジャーズ・アイランド』を観ることになったきっかけは、公開当時サバイバルゲームにはハマっていたことでした。
どっぷりと銃を撃ち合いながらも紳士スポーツである”サバゲー”の沼に浸かった私は、とにかくこの手の映画を見漁っていたのを覚えています。
その中で出会ったのが今作品。
B級といえばそうなんですが、それも踏まえて観れば面白いんです。設定がまず楽しい!そして案外豪華俳優が出てるのも見どころですよ。
うーん。B.5級かな。
あらすじ
アメリカの特殊部隊に属する主人公クレイグは、戦地アフガニスタンにて重大な規則違反の末、除隊処分を受ける。
そこから堕落した生活を送るクレイグの元へ2人の訪問者が。それはセシリアとエルネストという、孤島スネーク島に暮らす実の姉弟だった。
彼女らの島はルポ大佐率いる組織の支配下に置かれており、そんなスネーク島を解放するために力を貸してほしいとのこと。
唐突な依頼話に、クレイグも初めは拒否。しかし報酬に釣られ、渋々ながら了承する。
しかし資金不足で組織と戦うための武器がない。その問題を解決すべく、姉弟はさらなる驚くべき方法を提案する。それは「大富豪相手に寄付金を募る」こと。
そして「寄付金と引き換えに従軍体験をさせる」ことをエサとして用意する。
もちろん富豪たちに危険はないよう、あくまで“体験”だけさせて帰らせるつもりだった。
しかしスネーク島へ意気揚々と降り立った富豪たち、そしてそれを待つクレイグたちを待っていたのは、最悪の事態の始まりと別れだった__。
主要キャスト
役名 | キャスト |
---|---|
クレイグ・マッケンジー大尉 | クリスチャン・スレイター |
ローマン・セント・ジョン | ショーン・ビーン |
グリモー・トゥーノー | ヴィング・レイムス |
トミー・シン | ドミニク・モナハン |
チャールーズ・ハーバート・ヴァンダービア | チャーリー・ビューリー |
サミュエル・ハウスマン | ジェームズ・クロムウェル |
マイク・リード大尉 | フレディ・ロドリゲス |
セシリア | オクサナ・コロスティシェフスカヤ |
エルネスト | ライアン・ドノフー |
カーター・メイソン | コルム・ミーニイ |
ルポ大佐 | ゲンナディ・ヴェンゲロフ |
マグダ | サラ・アン・シュルツ |
この中で私が注目したいのは、もちろん名俳優ジェームズ・クロムウェルです。
彼は本当に凄い。心優しき人、悪を含んだ人、チャラチャラした人、演じる役によってころころと変わってしまうカメレオンだと思っています。
ジェームズ・クロムウェルを「凄い」と一番感じたのが、海外人気ドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー:精神科病棟』。コアなファンが多いこのシリーズ(もちろん私も)に登場した彼の姿には驚きました。
まさかいつぞやの豚さんと仲良く羊を追い回していた時と、顔が全く違う!気になる方はぜひ『アメリカン・ホラー・ストーリー:精神科病棟』をご覧ください。
当サイトでも語りたいな~。映画じゃないけどいいんです。
映画『ソルジャーズ・アイランド』の見どころ・感想
まだの方も、もう観たことがある方にもお届けしたい、映画『ソルジャーズ・アイランド』の個人的な見どころをご紹介します。
このポイントに注目してから視聴することでさらに楽しめると思いますよ。一同、刮目せよ!
①グリモーの軍人ごっこしてる子供感
富豪たちがスネーク島へとヘリでやってくるシーン。
彼らは娯楽の一つとして軍事体験をしにきている…そういう設定だったはず。
執事付きの奴がいたり、彼女連れだったり、みんな遊びに来たよ~って感じでやってきます。
でもただ一人、そうグリモーだけは違うのです。彼は裏社会の武器商人として危険な取引をたくさん経験してきました。しかし、銃を売るだけであって自分が銃で戦った経験はなし。
なのに、「俺って銃のプロだから、よろしく」とでも言わんばかりの迷彩服に自前の大型銃“死神”を携えてくるものですから…。なんだこいつ、ってなりました。若干中二感のあるグリモーさんです。
あと銃が主食?ってくらいチュッチュしすぎ。
②ヒロイン的位置づけセシリアの美魔女感
主人公のクレイグの元へ依頼を持ってきたスネーク島住人の姉弟。
そのオネーチャンがセシリアという女性なのですが、最初オカーサンかと思ってました。
年齢不詳すぎて、まさかこの人がヒロイン?って思ってたらやっぱりそうでしたし。
特に現地でクレイグたちが強襲に合い、そこへセシリアがやってくるのですが…岩をピョコピョコと渡り歩く若者ファッションの彼女に、少し違和感を覚えた瞬間です。
まぁ、ヒロインとはいってもラブが始まったりはしないんですけどね。あくまでも主人公側の紅一点ていうだけです。
③男が本気になる瞬間。それが一番カッコいい
富豪たちがスネーク島に降り立ったその晩、海辺でパーティーが開催されました。酒を飲み踊りはしゃぐ彼らを見て、クレイグは大呆れ。緊張感がない…そして部隊を送り込み、彼らに奇襲をかけます。
その翌朝、集合時間にちゃんとやってきた富豪たち。
「ちゃんとやるよ。」と心を入れ替え、執事や彼女を本島に帰らせてこれからの島生活を送ることを決意した模様です。
その時の彼らの表情から分かる本気加減には、おぉぉ~~~と胸が熱くなりました。
まとめ:映画『ソルジャーズ・アイランド』
映画『ソルジャーズ・アイランド』は戦争映画ではありません。アクションっていうほどでもないし、コメディでもない。人間模様が深く描かれているわけでもないし、ラブロマンス要素もなし。
でもね、めっちゃおもろいです。B級映画だとか言われていますが、それを受け止めて、抱きしめながら観てあげてください。ハードルを下げてみれば、100点以上の点数をあげたくなる作品です。
そんなスルメ(私はこの映画何周もしています)映画『ソルジャーズ・アイランド』をどうぞよろしく!
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